文大統領が約束したモデルナ製ワクチン、空手形になる恐れ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.15 07:06
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンの確保がますます難しくなっている。当初5月から韓国に入ると予想されたモデルナ製ワクチンの物量に対する不確実性が高まっている。また、欧州連合(EU)が来年に使うワクチンリストからヤンセン製・アストラゼネカ(AZ)製を外すことにした。韓国が大いに頼っているアストラ製ワクチンに対する不信が深化し、このワクチンが窮地に追い込まれる可能性が大きくなった。
モデルナは13日(現地時間)自社のホームページに2億回分の物量を7月までに米国にまず供給すると明らかにした。だが、韓国を含む残りの先行購入契約を結んだ国に対する言及はなかった。「米国以外の地域へのサプライチェーンの構築は(米国より)1四半期遅れた」にとどまった。昨年末、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は文在寅(ムン・ジェイン)大統領とモデルナCEOのステファン・バンセル氏との電話会談以降、供給時期を「当初7-9月期から4-6月期に操り上げた」と発表した。ややもすると空手形になる恐れがある。