韓国政府のコロナワクチン確保、なぜ遅れたのか
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.12.19 10:52
期待したが「やはり」だった。韓国政府が17日、予定になかったワクチン導入関連のブリーフィングを18日午前にすると記者団に公示した時、ファイザー、ヤンセン、モデルナのワクチン導入時期や段階別物量などが公開されるのではと期待した。しかし何もなかった。ファイザー、ヤンセンのワクチンは今月中に、モデルナは来年1月の契約締結を目標に協議中というのが核心だった。今月8日に「4400万人導入計画」を発表した後、何度か明らかにした内容とほとんど変わらなかった。18日のブリーフィングは、韓国が「ワクチン後進国」を免れるのが難しいという事実を改めて確認させた。なぜこのようなことになったのか。
政府は4月17日、治療薬・ワクチン開発汎政府実務推進団会議を開いた。米国が5月中旬に「超高速作戦チーム」を設置したことを考慮すると、4月の実務推進団構成は遅くなかった。しかし大きな差がある。ワクチンの必要性を早期に認知したようだったが、関心は国内でのワクチン開発だった。5、6月は「K防疫」の広報に忙しかった。世界と共有し、中南米にまで輸出し、生活防疫を知らせると広報した。関連の政府部処は世界標準を先導したと自慢した。