韓国、税収8兆ウォン減って100兆ウォンの赤字…国庫もコロナ直撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.10 09:22
韓国では新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)危機で昨年の国税収入が1年前と比べて8兆ウォン(約7500億円)近く減った。2年連続で税収が減少したのは初めてだ。
反面、国の暮らしの費用は大きく膨らんだ。政府総収入から総支出を差し引いた管理財政収支(社会保障性基金除外)は、昨年1月から11月まで98兆3000億ウォンの赤字を記録した。政府が使ったお金のほうが集めたお金より100兆ウォン近く多かったということだ。3回の緊急災難支援金をはじめ、新型コロナの対応のために予算を注ぎ込んだためだ。
企画財政部は昨年国家会計帳簿(総歳入・歳出簿)を締め切った結果を9日に発表した。政府は昨年国税として285兆5000億ウォンを集めた。2019年と比較すると2.7%(7兆9000億ウォン)減少した。新型コロナで企業の経営実績や内需景気が直撃を受けたためだ。昨年の法人税収入は55兆5000億ウォンで、1年前と比べて16兆7000億ウォン(23.1%)減った。2016年以降、最も低調な実績だ。昨年付加価値税の収入は5兆9000億ウォン(-8.4%)減少した。地方消費税率の引き上げ(付加価値税の15→21%)により、従来国税枠だった付加価値税収の一部を地方税に編入した影響もある。