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【中央時評】原発ミステリーの真実、法廷に出す勇気はあるのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.06 09:02
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が激怒した。野党第1党・国民の力の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長の「利敵行為」発言に対し、「法的責任」に言及した。「旧時代の遺物政治」「マタドール(根拠のない話による政治攻勢)」を黙過しないという。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の周辺は「北風工作」「亡国的な政治宣伝」として険悪な雰囲気で後押しする。ここでなぜ出てこないのだろうかと思った。検察・野党に言論まで一つにして積弊勢力にすることだ。案の定、共に民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表が言論改革を取り出した。「悪意的な報道とフェイクニュースは混乱と不信感を広める反社会的な犯罪」とそれらしき口実を付けた。次々と疑惑を提起するメディアが気に入らず、いい加減にしろという恐ろしい信号と読み取ることができる。

「(文大統領は)新聞を細かく読み、インターネットのコメントまで読む」(盧英敏元大統領秘書室長)。なら原発疑惑に対して民心がどうなっているのかは知っているはずだ。世間は進歩式表現で「おかしなにおいがする」、北朝鮮式には「国民を特等バカとみる姿」と感じている。

 
なぜ産業部長官の口から暴力団映画で聞くような「死にたいのか」という言葉が出てきたのか。なぜ公務員が監査院のコンピューターフォレンジック前日の夜中に事務室にこっそりと入って原発ファイルをあたふたと削除したのか。なぜ「削除犯罪」を「神が降りてきて」と言い逃れたか。なぜ検察が原発公務員の逮捕令状を請求するという日に秋美愛(チュ・ミエ)法務長官が尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長の職務排除を図ったのか。「北朝鮮原発建設推進案」が入ったファイル名が「pohjois」(「北側」というフィンランド語)というが、諜報作戦でもしたのか。問題のない原発を何とかなくそうとする政府で、なぜ一介の公務員が恐れもなく北朝鮮への原発建設を検討したのか。疑問だらけだ。

チョ・グク事態、秋美愛事態を通じて運動圏政権の人たちは常識に外れたことを堂々と犯すという学習効果を国民の脳裏に注入した。あのように奇怪な行動をする時には、削除された原発ファイルに何か怪しいものを隠しているだろうと、それで疑う。政府は偶然であり陰謀説だと一蹴する。「個人のアイデア」であり「選挙用の宣伝戦」だから惑わされるなという。李洛淵代表が投じた言論改革は、政府の考えに反する主張をすればデマとフェイクニュースとして処罰するという警告なのかもしれない。

原発秘密ファイルと表現の自由の観点で「ペンタゴンペーパー」事件は多くのことを示唆する。1971年6月13日、ニューヨークタイムズ(NYT)に掲載された「米国のベトナム軍事介入拡大過程30年」報道が米国に衝撃を与えた。NYTは国防総省の機密文書(ペンタゴンペーパー)を入手し、米国政府がベトナム戦争の正当性を強調するために組織的に宣伝し、嘘をついたという事実を暴露した。ベトナム戦争拡大の名分として前に出した1964年8月のトンキン湾事件が捏造されるなど衝撃的な内容だった。

当時、リチャード・ニクソン政権は戦争に反対するヒッピーの反政府運動を心配した。直ちに「機密流出で国家安保が脅かされる」としてNYTとワシントンポストの後続報道禁止を求めて訴訟を起こした。ペーパーを流出させた内部情報提供者を捜して防諜罪で起訴した。しかし連邦最高裁は「どの政府も国民を欺瞞できないよう阻止することが憲法が保障した自由な言論の責任だ」という歴史的判例を残した。いかなる権力も国民を欺く権利はないという宣言だった。情報提供者も無罪だった。この事件はベトナム戦争を「汚い戦争」にし、ニクソン大統領の辞任にも影響を及ぼしたという評価だ。

「悪の平凡性」を説明したハンナ・アーレントは「政治での嘘(Lying in Politics):ペンタゴンペーパーの考察」をテーマに論文を発表した。ベトナム戦争は「初めての敗戦大統領」という汚名を避けようと現実を糊塗した対国民欺瞞劇だったと分析した。「政治で嘘が繰り返されれば、その嘘を生産した者さえも嘘を真実と錯覚する自己欺瞞に陥る」と原因を指摘した。

北朝鮮原発建設推進と7000億ウォン(約660億円)を無駄にした月城(ウォルソン)1号機の経済性改竄疑惑は、自国の安保と私たちの税金がかかった重大な問題だ。首脳会談の実現と金正恩(キム・ジョンウン)委員長の答礼訪問を実現させた政権というしん気楼を追って手続き的正義を無視したのではないか問いただし、削除された530件のファイルの実体を明らかにするのは国民の権利でありメディアの責務だ。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)と政府は悪意で歪曲した扇動とフェイクニュースがあると本当に信じるのなら、法的責任を言葉から実行に移さなければいけない。虚偽事実の流布であれ、名誉毀損であれ、国家機密漏洩であれ、法の審判を受けてみよう。「原発ファイルミステリーの真実」はペンタゴンペーパー事件のように統治権の限界と表現の自由をめぐり熱く論争する歴史的な裁判になるためだ。

追伸:10部作ドキュメンタリー『ベトナム戦争(The Vietnam War)』と映画『ザ・ポスト(The Post)』を旧正月連休に見ることを勧める。ドキュメンタリーは国家権力の嘘と汚い戦争の展開過程をそのまま見せている。映画はこうした不条理を暴露する言論の勇気を感動的に描く。アーレントの「政治での嘘」を理解するうえでも有益だ。『ザ・ポスト』の広報の言葉は印象的だ。「世の中をだました完ぺきな嘘、世の中を変えた偉大な暴露」。

コ・デフン/首席論説委員

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