【社説】北原発支援疑惑、政治宣伝戦で本質を曇らせるべきでない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.03 15:04
北朝鮮原発建設疑惑をめぐる与野党の攻防が加熱している。ところが争いの様相が今までとは全く異なる。野党が青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)や政府を批判し、与党がこれを防御するのが一般的だったが、今度は政府・与党・青瓦台が一斉に総攻勢に転じた。文書疑惑が浮上した直後、野党第1党・国民の力の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長が「利敵行為」と述べると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が直接反論したのが信号弾になったようだ。文大統領は先月29日、「マタドール(根拠のない話による政治攻勢)」として不快感を表し、1日には「旧時代的な政治攻勢」という言葉で野党を批判した。青瓦台関係者は「一線を越えた政治的宣伝だ。人々を惑わす無責任な扇動」と後押しした。
その後、政府・与党・青瓦台は一糸乱れず動いた。産業部が1日に該当文書を公開したのに続き、2日には与党代表と青瓦台政務首席秘書官が反撃の先鋒に立った。与党・共に民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表は昨日行われた国会交渉団体代表演説で、与党代表としては異例にも105秒を野党批判に注ぎ込んだ。李代表は「野党第1党の指導者が線を越えた。完全に誤認し、黙過できない攻撃を大統領にした」と主張した。