韓経:「バッテリー訴訟は日中企業の利益に」…LG-SKの合意を促す丁首相
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.29 08:56
LGエネルギーソリューションとSKイノベーションが米国でバッテリー営業秘密侵害訴訟をする中、丁世均(チョン・セギュン)首相が早期合意を促した。LGとSKの訴訟でライバルの日本・中国企業ばかりが利益を得るという憂慮からだ。
丁首相は28日、ソウル木洞(モクドン)韓国芸術家センターで開かれた放送記者クラブ討論会で、「LGとSKのバッテリー特許関連訴訟に政府が動く考えはあるのか」という質問に対し、「両社が一歩ずつ退き、早期にこの問題を解決しなければいけない」と述べた。続いて「『Kバッテリー』に未来が大きく開かれるはずだが、小さなパイをめぐって争うのではなく、大きな世界市場に向かって積極的に進んでいく状況になることを望む」と話した。
これに先立ち丁首相は両社の最高経営責任者(CEO)に会って速やかな解決を促したという。丁首相は「両社の最高責任者と会ったり、電話もして『恥ずかしくないのか、国民に心配をかけてよいのか』と早期解決を促したが、まだ解決していない」とし「LGとSKは大韓民国の代表的な企業だが、米国で3年間も訴訟をしている。訴訟費用だけ数千億ウォンにのぼる」と指摘した。