韓国高検長、地検長も反発…「検察総長職務排除を憂慮」声明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.27 08:28
一線の高等検察庁長全員と大半の地方検察庁長が秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長職務執行停止(職務排除)措置に反発して声明を出すという事態が発生した。平検事の反発の動きも強まり、事実上、検察組織全体が秋長官に背を向けている状況だ。しかし秋長官はいわゆる「判事査察」疑惑に関連して尹総長を大検察庁(最高検察庁)に捜査依頼するなど圧力をさらに強めた。
趙商チョル(チョ・サンチョル)ソウル高検長、姜南一(カン・ナムイル)大田高検長、張瑛洙(チャン・ヨンス)大邱高検長、朴成鎮(パク・ソンジン)釜山高検長、具本善(ク・ボンソン)光州高検長、呉仁瑞(オ・インソ)水原高検長は26日、検察内部通信ネットワーク「イプロス」にコメントを載せ、「冷静で客観的な評価と判断の再考を法務部長官に建議する」と明らかにした。
高検長らは「一部の監察指示事項は具体的な事件に対する捜査と裁判への関与目的で進行されるという声があり、監察指示事項と懲戒請求事由がほとんど不一致という点でも、手続きと方式、内容の適正性に疑問がある」と指摘した。