韓経:燃料電池車普及1位の韓国…インフラは「最下位」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.09 09:38
韓国は燃料電池自動車の普及で世界1位だが、水素充填インフラは最下位レベルという分析が出てきた。
韓国の全国経済人連合会(全人連)は8日、「水素経済現況と課題」と題した報告書で、「韓国は2019年基準で乗用部門の燃料電池車普及台数が4194台で世界1位」とし「しかし水素ステーションは日本の3分の1水準にすぎず、消費者が不便を感じている」と指摘した。昨年基準で韓国の水素ステーションは34カ所にすぎないが、日本は3倍以上の112カ所にのぼる。ドイツ(81カ所)、米国(70カ所)も韓国の倍以上だ。
また、水素産業への投資が燃料電池車など「活用」分野に過度に集中しているというのが全経連の分析だ。昨年を基準に水素産業分野別の民間投資比率をみると、「活用」部門が69.6%(2530億ウォン、約233億円)で大部分を占めた。生産(11.9%)、貯蔵・運送(9.7%)、インフラ(8.7%)部門などの投資比率は10%前後にすぎなかった。