楊潔チ政治局員は訪韓後帰国したが、習近平首席の年内訪韓は確定できず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.24 07:03
徐薫(ソ・フン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長と楊潔チ中国共産党政治局員の22日釜山(プサン)会談について、青瓦台は「新型肺炎状況が安定し次第に習近平中国国家主席の訪韓を早期に成功させることで合意した」と明らかにした。「中国側は『韓国が習主席が優先的に訪問する国』という点を確認した」とも説明した。反面、中国外交部は当日発表した協議結果資料で習主席の訪韓について「共同で努力して高位層の交流と戦略的疎通を強化」すると紹介した。「習主席が優先的に訪問する国」という青瓦台の言及は中国側の資料には含まれなかった。
中国側消息筋はこれについて「国別に外交事案の表現方式に差がある」とした。韓国側の発表内容を中国側も事前に知っていたことを示唆する。それでも青瓦台の発表に「年内訪韓」が明示されず、中国外交部は慎重に訪韓の部分に触れたということから中国が年内訪韓を曖昧な領域として残そうとしたとの見方が出ている。これは今後韓国の態度によって習主席の訪韓時点が確定する可能性があるという一種の「条件付き」に解釈される余地がある。これについて中国側が会談場所としてソウルでない釜山を選んだことをめぐり、キム・ホンギュン元韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長は「楊政治局員がソウルに来れば大統領を表敬訪問しなければならず、そうすれば訪韓問題を言うのが順序」として「それができない状況でソウルを避けたかもしれない」と話した。