習近平訪韓かG7会議参加か…米中衝突の中「秋ジレンマ」に陥った韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.01 17:13
ドナルド・トランプ米国大統領が主要7カ国(G7)首脳会議に韓国を招きたいとの意向を明らかにして韓国政府が深い苦悶に陥った。昨年から準備を進めてきた習近平中国国家主席の訪韓とG7首脳会議参加という大型外交イベントが時期的に重なる可能性があるためだ。
1日、外交界からは習主席の訪韓を行き詰まった韓中関係改善の足がかりにしようと考えている韓国政府が「年内訪韓」を積極的に推進しながら、早ければ今年秋ごろの習主席の訪韓の可能性が出てきている。今年4月初めに予定されていた習主席の訪日日程も秋に延期になるため、同じ時期に調整されるのではないかというだ。
当初、政府は習主席の訪韓を「今年上半期」と公式に発表していたが、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)状況で日程調整に支障が生じた。これに関連し、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は今年4月末の国会外交統一委員会全体会議で「習主席の上半期訪韓の可能性は低い」と明らかにしながら「上半期訪韓」は水泡に帰した。