【コラム】逆に進む「民主化全盛時代」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.06 10:43
4・19革命があった1960年、大田(テジョン)でも民主化運動があった。1960年3月8日、高校生およそ1000人が「自由党政権は退け」と叫びながらデモをした。いわゆる「3・8民主義挙」だ。大田市は3・8民主義挙記念館の建設を推進している。記念館は地下1階、地上4階の規模で、2024年3月8日に開館する計画という。予算は156億ウォン(約14億円)もかかる。政府も記念館の建設を後押ししている。建設費のうち58億ウォンを支援する。また2018年11月には3・8民主義挙の日を国家記念日に指定した。昨年初めて開かれた民主義挙記念式は国家行事として開き、李洛淵(イ・ナギョン)首相が出席して記念館の建設を約束した。
しかしこの記念館建設事業はコンテンツ不足とこれによる赤字運営の見方が出ている。最近、行政安全部地方財政中央投資審査では事業の見直しが要請された。民主化運動関連施設ということで予算支援から先に決めたが、後に確認してみると内容が十分でなかったということだ。大田市が確保した義挙関連の核心資料は数枚の写真がすべてだ。