【コラム】コロナで注目浴びた地方のリーダー、「ポスト安倍」狙う(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.25 09:38
もちろん、2人の知事が新型コロナを政治的に利用したという批判から自由ではないのも事実だ。小池氏は自身が直接出演する15秒間のテレビ広告を製作し、一週間で600回以上放送するなど情報発信費用として9億円を使った。吉村氏も今年11月に、大阪府を大阪市と統合して東京に次ぐ都にする構想を住民投票で問う予定だ。吉村氏は3月以降、テレビ出演回数だけで50回を超える。新型コロナが選挙運動を代わってやってくれたといえる。
大都市の間で鈴木直道北海道知事(39)の活躍も注目を集めた。鈴木氏は昨年4月に当選した新米だが、31歳の時に夕張市長として消滅寸前の炭鉱都市を再生させたベテラン政治家だ。