「安倍政権の危機、世論に対するおごりのため」…韓国の尹美香事態と類似
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.19 14:22
「私が(集団的自衛権行使を認める)平和安全法制を作った時も『徴兵制が始まる』『日本が戦争に巻き込まれる』という声が多かった。しかしそんなことは全く起きなかった」「(今回も)これがなぜ問題になるのか分からない」。15日夜、「右翼女戦士」と呼ばれるジャーナリスト、櫻井よしこ氏が進行するインターネット番組に出演した安倍晋三首相が述べた言葉だ。
安倍首相が言及したのは検察の定年延長のための検察庁法改正案だった。改正案は検察官の定年を現行の63歳から65歳に延長するという内容だ。しかし「内閣の判断によって必要な場合は検察の幹部の定年を最大3年間延長することもできる」という特例条項が「検察掌握の動き」として論議を呼んだ。文化界の著名人を含めて「もう我慢できない。新型コロナウイルス事態に乗じて検察掌握を図っている」という反対のツイートが一晩で500万件も出てきた。元検察総長までが異例にも反対の声を高めたが、安倍首相は櫻井氏が進行する放送に出て「検察掌握と関係がないが、なぜこうなるのか分からない」と主張したのだ。