韓国企業の信用リスクに警告音…企業-銀行の調達金利差が金融危機以来の最大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.30 15:04
韓国の企業と銀行の信用度の格差が2008年のグローバル金融危機以降、最大に広がった。新型コロナウイルスの感染拡大で景気沈滞の懸念が強まっているからだ。これは企業の資金調達環境が悪化したことを意味する。政府と韓国銀行(韓銀)が類例のない金融緩和に動いただけに、結局は実物経済の回復がカギになると分析される。
金融投資協会によると、4月末に1.56%だった企業手形(CP)91日物の金利は今月27日には2.09%に上昇した。これは2015年3月11日(2.13%)以来5年ぶりの最高水準。同じ期間、譲渡性預金証書(CD)91日物の金利は1.41%から1.10%に下落した。これを受け、CPとCDの金利格差は0.99%ポイントに広がった。金融危機直後の2009年1月30日以来の最大値だ。0.15%ポイントだった格差がわずか1カ月足らずで約1%ポイントに拡大した。