【時論】ネクソンの中国売却説…韓国ゲーム産業はなぜこうなったのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.16 13:24
袁世凱(1859-1916)は悪名高い清国の政治家だった。1911年の辛亥革命後、初代大総統となり、自ら皇帝を称したりもした。袁世凱は1882年、壬午軍乱の中で漢城(ソウル)防衛責任者として朝鮮に赴任した後、興宣(フンソン)大院君を清に拉致したりもした。その後、清の皇帝の全権大使に任命され、朝鮮の内政と外交に露骨に干渉した。朝鮮の官僚20人ほどを一斉に側近にし、高宗(コジョン)は袁世凱の許可なしにはいかなる意思決定もできなかった。こうした歴史的な悲劇が起きたのはわずか100余年前だ。
ところが20年ほど前、韓国と中国の位置づけが逆転する事件が発生した。韓国のゲームが中国大陸市場を掌握していったのだ。2006年ごろ韓国政府が派遣した筆者に会った中国文化省のある局長は会議中にこのように話したのを覚えている。