【時視各角】とぼける外交部、低姿勢の統一部=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.17 13:44
トランプ米大統領の「承認」発言に文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「緊密に協力して歩調を合わせていくべきという原則的な言葉」と解釈した。趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米大使は国政監査で「国連安保理常任理事国として米国が同意しない制裁緩和はないという表現をした」と述べた。「韓国はもう共に血を流した忠実な同盟ではないという意味」(ハリー・カザニス国家利益センター局長)、「疎通もせず突っ走る韓国に対する不満」(ジェニー・タウン38ノース編集長)という米国内の指摘とは全く異なる。「解釈」の領域であるため、このようなことは生じるかもしれない。
しかし問題は2つある。トランプ大統領はどの同盟、友邦にも「承認」というような言葉を使ったことがない。唯一、韓国だけに集中する。もう一つ、改善の兆候がない。「承認」発言の直後、韓国の防衛費分担金を取り上げた。「とんでもない」とも語った。称賛に慣れているトランプ大統領が偉ぶったのか、北朝鮮に近寄る韓国に怒りを感じたのか、どちらか一つだ。主導権がない状況での「二股戦略」はだから危険だ。持ち上げておけばすべてが可能だと考えた。適時に過ちを正さなかった反動は韓国に対する軽視と蔑視として表れた。いくら北核問題が至急であっても「低姿勢外交」と「実用外交」は違う。