北朝鮮、特使団の米国出国日に合わせて米国の代わりに日本非難…なぜ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.08 14:30
北朝鮮官営メディアが8日、慣例的に行ってきた米国非難を中断した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特別使節代表団(特使団)として今月5~6日に平壌(ピョンヤン)を訪問した鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長と徐薫(ソ・フン)国家情報院長が米国に訪朝結果を説明するために出国した日、米国に対する非難を自制したとみられる。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は特使団に対して「非核化問題の協議および朝米関係正常化に向けて米国と虚心坦壊に話をする用意がある」と表明した。北朝鮮が鄭室長と徐院長の訪米を控えて対米非難のレベルを調節しているという分析が出ている。
ドナルド・トランプ米大統領が特使団の訪朝結果発表後の6日(現地時間)、「北朝鮮との対話において可能性のある進展が実現しつつある」とし「無駄な希望かもしれない。しかし米国はどの方向に向かおうとも全力を尽くす準備ができている」と明らかにした。北朝鮮は鄭室長一行の訪米結果を見守った後、対米関連のメッセージを調節するものとみられる。北朝鮮は前日の7日でさえ、官営の朝鮮中央通信を通じて「米国が朝鮮半島(韓半島)情勢緩和の雰囲気を元に戻そうと侵略戦争に向けた準備を企んでいる」とし、米国が無人攻撃機「グレイイーグル(MQ-1C)」の韓半島配備を推進していることを非難していた。