韓国、「福島産水産物」WTO紛争で一審敗訴…今後の対応は(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.20 09:26
◆上訴審の結果、楽観できず=上訴審で韓国が有利な結果を得ることができると言い切ることは難しい。1審では事実関係を争うが、2審は法律審だけで行われる。上訴審で国際法の解釈がまともに適用されたかを調べるだけで、水産物の放射能汚染の有無など追加証拠を再び調べることはないという。
もし最終審で敗訴すれば、韓国がWTOの制裁を無条件で従わなければならないだろうか。民主弁護士会のソン・ギホ国際通商委員長(弁護士)は「国際法が個別国家の政策を強制できる効力はないため、韓国政府が政策判断により輸入禁止を引き続き強行することができる」と話した。米国、欧州連合(EU)がホルモン投与牛肉紛争、著作権法紛争などでWTOの判決に従わなかった前例がある。