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米国が韓国人初のWTO上級委員の再任に反対

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.01 10:09
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韓国人で初めて世界貿易機関(WTO)上級委員になった張勝和(チャン・スンファ)ソウル大学法学部教授の再任が失敗に終わる危機に陥った。

産業通商資源部が31日に明らかにしたところによると、米国は先週WTO加盟国に張教授の再任に反対するという意向を伝えた。2012年に選出された張教授が再任するにはWTO紛争解決機関のすべての加盟国の同意が必要だが、米国の反対で張教授の任期はこの日終わった。産業通商資源部関係者は「米国が反対を撤回する可能性もあり状況を見守っている」と話した。

 
英フィナンシャルタイムズによると米国が張教授に反対する理由は4件の決定のためだ。張教授が下した4件の決定のうち3件は米国が提起した訴訟だ。訴訟の結果、米国に不利な判断が出されたことで米国側の不満が貯まっていたと同紙は分析した。また、米国が最近韓国製洗濯機に対するアンチダンピング紛争で敗訴しWTO上訴手続きに入ったが張教授が再任する場合には不利な決定をされる恐れがあり事前に遮断したという分析も出ている。

WTO上級委員会はWTO通商紛争に対し最高審判機関の役割をする。通商分野では国際司法裁判所(ICJ)と同じ権威を持つ。委員は全部で7人だ。任期は4年で1度だけ再任できる。張教授はソウル大学法学部の博士・修士課程を終えた後、米ハーバード大学法学部で修士と博士の学位を受けた。ソウル地方裁判所判事を経てロンドン国際仲裁裁判所(LCIA)と国際仲裁裁判所(ICC)仲裁人として活動した。



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    2016.06.01 10:09
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