韓国農村、有機農特化で「若い世代の帰農が増えて住宅不足」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.28 14:40
江原道洪川郡(カンウォンド・ホンチョングン)の西面牟谷(ソミョン・モゴク)4里の町角にはムクゲの木がぎっしりと植えられている。昼休みが終わるごろには白髪の高齢者たちが村の会館でムクゲ茶を準備する。会館の片隅にはムクゲの花型の「モビル」を作る材料も用意されている。ムクゲ体験プログラムのお客さんのためだ。年間観光客2万人が訪れる牟谷4里の別名は「ムグンファ(ムクゲの韓国名)村」だ。
ここには30~40代がいない。末っ子である青年会長が今年で59歳だ。村事業ももちろん、高齢者の方々が主導する。村事業体である「ムグンファ営農組合」を立て、婦女会・老人会が観光客を迎える食堂を運営する。彼らが文化体験の講師に出て「砧公演」も披露する。清掃など雑務も多くて家で休む高齢者がほとんどいない。村に子どもや若者が一人もいなくても活力があふれる理由だ。