【社説】悲喜が交差した韓米首脳会談、これからが問題だ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.07.02 13:14
いくら華麗で親しく見えても首脳会談はやはり本質的にはやりとりする席だ。国益次元で互いに必要な事案を要求し、これを認めてもらう代わりに何かを与えるほかない。今回の首脳会談でトランプ大統領が受け取ろうとするのは経済的利益だ。米軍分担金ももっと受け、韓国市場をさらに開いて米国製品をさらに売れるようにしてほしいという話だ。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)は韓米FTAと関連して両首脳が「具体的に合意した内容はない」と主張している。だが全体的な流れから見ると米国のFTA再協議要求が入ってくるのは時間の問題だ。記者らの前で韓国との不便な貿易問題を露骨に取り上げるトランプ政権が近く通商圧迫を加えてこないものと期待すること自体が愚かなことだ。