「韓米は全面的に意見一致」…「慰安婦問題を賢く克服することで合意」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.22 07:44
米国・中国・日本を訪問した大統領の特使が次々と帰国し、文在寅(ムン・ジェイン)政権の外交の動きも具体化する見込みだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「文大統領が今週初めに日・米・中3カ国に派遣した特使から訪問活動と結果の報告を受ける予定」と述べた。就任直後に主要国の首脳と電話協議をして外交舞台にデビューした文大統領が、特使団の成果に基づき、より具体化した外交戦略に着手するという説明だ。
これに関連し、米国特使の洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)韓半島(朝鮮半島)フォーラム理事長は20日(現地時間)、「現在、我々(韓米)は全面的に意見が一致している」と述べたと、ワシントンポストが報じた。洪特使は「現在は対北圧力を高めるために国際社会が努力しなければならず、北に対する関与政策に変えるのは金正恩(キム・ジョンウン)政権が行動を通して変化を見せる時にのみ可能だという基調に双方が同意した」と伝えた。
対日特使の文喜相(ムン・ヒサン)元国会副議長もこの日、慰安婦合意をめぐる問題について「(韓日両国が)未来志向的に賢く克服しようということで合意した」と述べた。文元副議長は金浦(キンポ)空港に到着した後、記者らに対し「(韓日慰安婦合意問題が)うまくいきそうだという感じがした」とし、このように語った。文元副議長は「我々も(慰安婦合意を)破棄しようとは話さず、現在多くの大韓民国の国民が情緒的に慰安婦合意を受け入れられずにいるという点を明確に伝え、その趣旨を理解するという意味と解釈できる言葉を聞いた」と強調した。