【時視各角】外治大統領=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.17 16:25
韓国は一定の時差を置いて日本の成長ルートをたどっていくという話がある。東京オリンピック(五輪)が1964年、ソウル五輪が1988年に開催されたことを例にあげておよそ20余年の開きがあるとの考えが広まっている。手垢がついた主張であるにもかかわらず、数年前には「人口絶壁」と共に再び登場し、最近のIMF報告書のためまた熱く語られるようになった。高齢化や潜在成長率下落などの数値が約20年前の日本と似ていて、今韓国経済は一言でいうと“日本病”の入り口に立っているということだ。日本式発展モデルに従ったからそうなのかもしれないという見方がかなり多い。
北朝鮮は同じような時差を置いてソ連の通ってきた道を進んでいるという分析も出ている。今日の北朝鮮が、崩壊直前の90年代初頭のソ連に似ているということだ。3万人に達する脱北者の研究によると、北朝鮮では最近労働党の党員証をお金を出して返却する初級党幹部が急増しているという。市場の金儲けのためだというが、ソ連末期以外では珍しい現象だという。住民のアイデンティティが首領からお金にシフトしたという意味がある。スターリンの全体主義が北朝鮮のモデルなので、似たような末路なのかもしれない。