ソウル「北と対話」 ワシントン「怒り」…韓米首脳会談前に隔たり
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.17 10:19
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が28-29日の初の韓米首脳会談を控えて意欲的に出した「6・15提案」が早くも暗礁に乗り上げた。
「北が核・ミサイル追加挑発をしなければ対話に向かう」という一種の「無条件」対北朝鮮提案に対し、米トランプ政権が15日(現地時間)、「核を放棄した後に対話」という原則を明確にしたからだ。さらに韓米間の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備問題に続き、北朝鮮が昏睡状態の米国人オットー・ワームビア氏を放置して解放した事件で、米国内の対北朝鮮世論も悪化している。北朝鮮に対する米国の感情は最悪だが、文大統領はハードルを下げてでも北朝鮮と対話して韓半島(朝鮮半島)イシューを主導すると述べ、ソウルとワシントンの隔たりが浮き彫りになっている。