【社説】悲喜が交差した韓米首脳会談、これからが問題だ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.07.02 13:14
先月30日にワシントンで開かれた韓米首脳会談は、懸念したトランプ米大統領の突発言動なく無事に終わった。韓米間の紛争の種である高高度防衛ミサイル(THAAD)配備問題は最初から議題から抜けていた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領としては今回の会談をトランプ大統領との個人的信頼構築の機会にするという当初の目標を達成した格好だ。
実際にトランプ大統領は文大統領との関係について「とても、とても良い(very,very good)」「とても相性がいい(great chemistry)」と表現した。3月のドイツのメルケル首相との会談では握手すらしなかったのをはじめ、多くの首脳との会談で彼が見せた見苦しい場面を避けられたのも幸いといえば幸いだ。