韓国国防長官候補、金銭で飲酒運転もみ消しか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.30 15:03
29日、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官候補に対する人事聴聞報告書は採択されなかった。予定されていた国会国防委員会全体会議は開かれもしなかった。宋候補の任命に対する与野党の賛否が分かれ、幹事間の合意も不発となった。康京和(カン・ギョンファ)外交部長官の場合、聴聞報告書採択問題が長期化する可能性が高まった。
金学容(キム・ハクヨン)自由韓国党議員はこの日、「宋候補が飲酒運転で警察の取り調べを受けることになると、お金を渡して事件を揉み消したという話を該当の警察から聞いた」という予備役海軍元士P氏の証言を追加で公開した。宋候補側はその間、「お金で事件を揉み消したことはない」と主張してきた。
金議員によると、P氏は1991年7月、知り合いのソウル鷺梁津(ノリャンジン)警察署の職員から宋候補ら2人が飲酒運転で摘発されたので、2人を助けてほしいという電話があった。この職員は宋候補から助けてほしいという要請を受け、P氏と宋候補を結びつけたということだ。P氏は当時、宋候補を知らなかったが、警察側に事件をうまく解決してほしいという原則的な話を伝えたという。金議員は「P氏は『後に宋候補が警察に50万ウォン以上を支払って事件を揉み消したという話を聞いた』と証言した」と明らかにした。宋候補の主張とは違う内容だ。