<THAAD>韓国国防長官「真っ先にレーダー電磁波浴びてテストする」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.14 08:27
13日午後9時10分、ソウル龍山(ヨンサン)の国防コンベンション1階。韓民求(ハン・ミング)国防部長官が頭を下げた。この日、在韓米軍の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の配備場所に決まった慶尚北道星州(ソンジュ)の郡民200余人の前でだ。国会予算決算委員会に出席した後、国防部に抗議訪問した慶北郡民の前で、韓長官はポケットからあらかじめ準備していたA4用紙を取り出して広げた。星州郡民にTHAAD配備の背景を説明するための資料だった。しかし韓長官は資料をたたんでまたポケットに入れた。星州郡民が「韓長官の説明は聞かない。私たち(星州郡民)の質問だけに答えるべき」と要求したからだ。
星州郡民は「THAADを人口密集地域に設置したケースはあるのか」 「なぜ星州が軍事的効用性があるところなのか」「他の場所と比較して最適地というが、比較の根拠を提示すべきだ」などと要求した。これに対し韓長官は「THAADは有害であったり問題がある武器体系ではない」とし「THAADが配備されれば(私が)真っ先にレーダーの前に立って電磁波が危険かどうか私の体でテストする」と語った。また「詳しい資料を準備して説明する場を作る」とし「5カ所の候補地を比較した結果、星州がTHAADを配備するのに最も適したところ」と説明した。
しかしキム・ハンゴン星州郡守は「中央政府が地方政府を殺すことなどあり得ない。父が子を殺すことがどこにあるのか。どのように解決すればよいのか。早く撤回してほしい。今からでも遅くはない。早く撤回すれば星州は昔のように生き返ることができる」と主張した。