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<崔順実ゲート>韓国乗馬協会、チョン・ユラ氏の私組織のように運営

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.15 16:48
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崔順実(チェ・スンシル)被告(60)の娘チョン・ユラ氏(20、チョン・ユヨンに改名)のために大韓乗馬協会が私的組織のように動いたことが、文化体育観光部の監査の結果、明らかになった。

文化体育観光部と大韓体育会はチョン・ユラ氏に関する各種疑惑が浮上した先月から今月にかけて半月間、大韓乗馬協会に対する監査を行い、その結果を14日に発表した。これまで噂で広まっていたチョン・ユラ氏に対する特恵疑惑が監査を通じてほとんど事実と確認された。

 
2020東京オリンピック(五輪)までチョン・ユラ氏を支援するためのプロジェクトとして知られた「大韓乗馬協会中長期ロードマップ(昨年10月作成)」は最初から最後まで不透明に進行された。昨年6月、乗馬協会のキム某専務の指示でパク元専務がロードマップ草案を作成したが、これを理事会で議論せず、一部の役員が推進したことが分かった。乗馬協会の会長企業であるサムスングループの後援で最大505億ウォン(50億円)の予算を使う事業に理事会の議決もなかった点から問題だった。このロードマップに基づきチョン・ユラ氏が支援対象選手に推薦され、現地練習準備団長のパク某馬事会監督がドイツに派遣されるなど予算執行が恣意的に進行された。

これに先立ち乗馬協会はチョン・ユラ氏が韓国代表に選抜されるよう非常識な不正支援を続けた。昨年8月7日に改定された乗馬協会規定にも問題があった。従来、乗馬協会国家代表選抜戦規定(2015年2月24日改定)は3回の選抜戦の成績を総合することになっていた。しかしわずか5カ月ほどで、世界選手権大会に出場した選手は選抜戦が必要ないという規定に変わった。これは改定後1年経過してこそ再改定できるという国家代表選抜規定を違反するものだ。1年以内に規定を変える場合、大韓体育会の承認を受けなければならないが、乗馬協会はこの手続きも踏まなかった。

文化体育観光部は2014仁川(インチョン)アジア競技大会国家代表選抜戦の審判配分に関連する情報が漏れたという問題も指摘した。国家代表選抜の公正性のため乗馬協会の関係者は保安覚書を作成しなければならないが、当時、審判配分にかかわった実務者と審判理事は覚書も書かなかった。文化体育観光部の関係者は「担当者が選抜戦の業務と関係がない乗馬協会の他の職員に審判に関する情報を流したことを確認した」と明らかにした。

チョン・ユラ氏は仁川アジア競技大会馬場馬術団体戦の金メダルを獲得し、この経歴のおかげで翌年、体育特技生として梨花女子大体育科学部に入学した。しかし文化体育観光部の監査では実際にチョン・ユラ氏側が審判を買収したかどうかを確認することはできなかった。

また、チョン・ユラ氏は過去2年間、国家代表練習報告書を虚偽で提出したことが明らかになった。チョン・ユラ氏は報告書提出期限を守らず、練習場所・責任者などの内容も記入しないなど虚偽内容があったが、乗馬協会はこれを黙認した。

文化体育観光部の監査の結果、チョン・ユラ氏のために乗馬協会が全面的に不正支援をした事実が明らかになったが、限界があった。監査前の主要資料が検察に渡った状態で、捜査権がない文化体育観光部としては疑惑を否認する乗馬協会に圧力を加える手段がなかった。チョン・ユラ氏が国家代表選抜戦で審判を買収するなど不当な方法を動員したという証拠も探せなかった。文化体育観光部の関係者は「チョン・ユラ氏に対する懲戒を大韓体育会に要請する。規定を違反した乗馬協会の関係者の懲戒も下される予定」とし「文化体育観光部の監査資料は崔順実特検に提出し、今後、特検の捜査に積極的に協力する」と明らかにした。

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