金融専門家、「韓国金融システムの危険要因は家計負債」

ⓒ 中央日報日本語版2016.11.04 10:11

韓国金融システムの最も大きな危険要素は「家計負債問題」というアンケート調査結果が出た。

韓国銀行が３日に発表した『システムリスク（Ｓｙｓｔｅｍ　ｒｉｓｋ）サーベイ結果』によると韓国内外の金融専門家７８人の回答者のうち３０％が最も大きな危険要因として家計負債を選んだ。

続けて米国の金利引き上げ（１４％）、脆弱業種に対する企業構造調整（１２％）、低成長・低物価基調の固定化（１０％）、国際金融市場の不安定性（６％）等が挙げられた。

回答者が各自５項目ずつ選択したリスク要因のうち最も多い回答率を記録したのも家計負債問題（７０％）であった。家計負債が問題だという回答が最も高い比重を占めたのは２０１２年にアンケート調査が実施されて以来初めてだ。

主なリスク要因の発生の見通しは米国金利の正常化は短期（１年以内）リスク、低成長・低物価基調の固定化および中国景気鈍化は中短期（３年以内）リスク、家計負債問題は中期（１～３年間）リスクとしてそれぞれ認識されていた。