【社説】家計負債放っておけば経済立て直せず=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.26 14:29
家計負債が再び「史上最高」と「史上最大急増」の記録を更新した。25日に韓国銀行が発表した7-9月期の家計負債(暫定)は9月末で1060兆3000億ウォンと、3カ月で22兆ウォン(2.1%)増えた。韓銀が2002年に家計負債の統計を出し始めて以来、7-9月期に20兆ウォン以上負債が増えたのは今回が初めてだ。金利の引き下げと住宅担保認定比率(LTV)・総負債償還比率(DTI)の規制緩和が絡み合って、住宅担保融資が7年余りで最大幅に増えたところが大きい。季節的な要因のために家計負債は年末に行くほど増加するという特性を考慮すれば、負債が増えるスピードはさらに増す展望だ。
韓国の家計負債はすでに危険水位を超えている。使えるお金(可処分所得)対比の家計負債比率は160.7%(2013年末基準)だ。米国(115.1%)はもちろん経済協力開発機構(OECD)の平均(135.7%、2012年基準)よりも非常に高い。家計が破産する可能性が相対的に大きいという話だ。数年前からグローバル金融会社が韓国経済の最も弱い部分として家計負債を指定し、時限爆弾扱いしているのもそのためだ。