50代の家計負債最も多く…引退貧困層あふれる恐れも=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.21 11:13
50代の中年層が10~20年後に老年層になった時、借金の負担が今よりはるかに大きくなる可能性があるとの分析が出てきた。引退後に所得がぐっと減った状態で住宅価格まで下落する可能性が大きいという理由からだ。こうなると彼らの相当数がこれまでのローンを返せないのはもちろん、新しくお金を借りて生活費に充てる引退貧困層に転落する恐れがある。キム・ジソプ韓国開発研究院(KDI)研究委員は20日、こうした内容の「家計負債の年齢別構成変化」報告書を出した。
報告書によれば50代の世帯主が昨年の全体家計負債に占める割合は33.7%で、全年齢帯の中で最も大きかった。次は40代(31.2%)・30代(15.6%)・60代(13.9%)の順だった。特に50代の世帯主は9年前である2004年(29.8%)よりも負債比重が3.9ポイント高まっていた。同じ期間で40代は負債比重が5.7ポイント減った。