【コラム】「安保と経済は別」ではない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.21 09:08
中国は少なくとも今後相当期間分断された韓半島の現状維持のために、さらには核を持つ北朝鮮共産体制まで崩壊することを望まないだろう。したがって最小限の食糧とエネルギー供給先を断たないことは明らかだ。その結果国際社会の北朝鮮制裁に中国が公式には参加しても、国際制裁は北朝鮮の核放棄にはつながりにくいものとみられる。
中国が国際舞台で名実ともにG2として大乗的次元のグローバルリーダーシップを発揮するのを期待するにはいまはまだ早いとみなければならない。先日杭州で開かれた主要20カ国(G20)首脳会議は中国が議長国としてグローバルリーダーシップを発揮できる良い機会だった。世界経済が「長期沈滞」を懸念するほどの低成長傾向を見せる一方、むしろ強化されている保護貿易主義の流れの中で開催された杭州G20首脳会議はこれに対応するための強力なG20レベルの政策共助を引き出すことができた契機だった。しかし大きな期待はしていなかったが、これと言った成果なく終わったことは中国のグローバルリーダーシップの限界を見せる事例だ。中国の地域覇権主義次元の自信にあふれた姿とは対照的だ。