この時からゲームマニアの動きが始まった。１３日午前、東ソウルターミナルから束草ターミナルへ向かうバスのチケットは売り切れた。東ソウルターミナルの関係者は「普段は休暇から復帰する軍人が乗客のほとんどだったが、突然、午前に乗客が集まった」と話した。

１週間の平均訪問者が１万２０００人だった束草市庁のフェイスブックの訪問者数も１３日は数万人に増えた。束草市庁の関係者は「突然、束草がポケモンＧＯの聖地という声まで出てくる。同時に束草市庁も広報されている」と話した。

週末に日帰りで束草に行く「ポケモン狩りバス」も登場した。一緒にレジャー活動をする人たちを集めるソーシャルプラットホーム「Ｆｒｉｐ」には４５人乗り往復バス、昼食、地域ガイドを含む日帰り旅行商品が登場した。１３日午後、数十人がこれを申し込んだ。会社員のパクさん（３０）は「最初は騒ぐほどのことなのかと話していた友人までがみんなポケモンＧＯをダウンロードして楽しみに待っている。週末に束草で本格対決することにした」と話した。束草の住民のキム・ドンギュさん（２６）は「トイレで用を足していたら『ドガース』が出てきた」とし「朝からゲームを始めたが、午後８時過ぎまでずっと握っている」と語った。

芸能人もポケモンにはまっている。ポケモンマニアで有名な歌手チョン・ジュンヨンはＳＮＳに「弘大（ホンデ）でポケモンが出てくるまで歩いた。近いうちに束草に行く。どうかソウルだけでも規制が解ければいい」とコメントした。アイドルグループＥＸＯのチャニョルも「韓国でも必ず（ゲームが）できるようになってほしい。束草に行こうかな」というコメントとともにポケモンＧＯのゲームをする動画を載せた。


韓国で唯一「ポケモンＧＯ」が楽しめる束草へ…バスのチケット売り切れ（１）