【社説】当局は「海外直購」の熱風見て何を感じたか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.01 16:59
海外直接購買(直購)が消費の国境を押し倒している。この1週間、米国のブラックフライデーを熱い雰囲気にしたのは韓国の海外直接購買族だった。この期間で昨年4万件余りだった韓国の海外直購は、8万件余りと2倍以上増えたという。直購の規模は昨年1兆1000億ウォンから今年は2兆ウォンを超える見通しだ。赤字を出した商店が黒字に戻ることから「黒い金曜日」と呼ばれる。米国の商店が黒字を出すのに韓国の消費者が一等功労者になったわけだ。
米国の大型流通業者も、韓国の直購族を捉えようと激しい競争に乗り出した。アマゾンドットコムは再購買する韓国人に「この商品は韓国には配送されない」とか「クリスマス前に韓国に配送してもらうなら、いつまでに購入しなければならない」といった情報をクリックする商品ごとに提供した。顧客データを思う存分活用できるために可能なことだ。米国の有名デパートであるメイシーズ・ブルーミングデールズ・ロードアンドテーラー・ニーマンマーカスなどはホームページに韓国語の案内文を一斉に載せた。「配送料が安く追加コストがない。韓国で気軽に買える」。これらの大部分は数年前までは韓国のクレジットカードは受けつけることもなかった。