<インタビュー>「韓国文学は私が発見したツタンカーメンの墓の中の宝」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.14 10:31
韓国の小説家、韓江(ハン・ガン)氏(46)のマン・ブッカー賞国際部門受賞は長い旅程の最終産物に過ぎない。作品が優れていたことが最も大きな受賞の理由だが、『菜食主義者』の英国版(『The Vegetarian』)が登場するまで、翻訳・出版・マーケティングなどに短くない事前工程があったということだ。
米国ニューヨーク・マンハッタンで小規模文学エージェンシーを手掛けるバーバラ・ジットワー氏はその隠れた立役者だ。10年余り前に韓国文学に触れ、一人で海外市場を開拓してきたジットワー氏は、英国はもちろん世界各地に『菜食主義者』の版権を販売した。彼女自身、韓江氏の小説が好きでやったことだ。2011年、申京淑(シン・ギョンスク)氏の小説『母をお願い』の米国進出を成功させたのもジットワー氏だ。ソウル国際図書展に参加するため訪韓したジットワー氏に12日、会った。