【時論】しっかりしろ、また一発で吹っ飛ばされるぞ!=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.28 16:13
なかなか起きそうになかったことが起こった。再び少数与党になったのだ。これまで韓国では低出産・高齢化で20・30代の有権者が減り50代以上の有権者は増えた。これに加えて湖南(ホナム)地域の有権者と同じぐらい忠清(チュンチョン)地域の有権者が多くなり、嶺南(ヨンナム)地域の有権者は湖南と忠清の有権者を合わせたよりもはるかに多くなって久しい。経済危機により世界を保守化が席巻している状況で、韓国も例外ではない。このように傾いた運動場になった韓国には、日本式の長期不況はもちろん自民党式の長期執権が予想されていた。ところが今回の総選挙でセヌリ党の代わりに野党圏が過半数を確保した。
総選挙敗北の公式は自明のことだ。2012年には民主党が勝つとうぬぼれた状態で派閥公認を行うと選挙直前にキム・ヨンミンの暴言が公開されても反省しなかった。2016年にはセヌリ党が何席か問題だが勝つのは当然だとして「親朴」公認を推進し「真相」公認としておいた。党代表と公認管理委員長の「傍若無人」な言動も有権者を真っ青にさせた。2012年には党名も色も変えて経済民主化と福祉公約で中道に移動したセヌリ党は、今回少しも変わらなかった。一方で「共に民主党」は党名と代表を変えて包容的成長から太陽政策の変化や党のアイデンティティをつくり直すとしながら中道に動くような真似も見せた。