【コラム】甘い中国は消えた=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.06 11:06
評価は冷静だった。米国の革新力は半分に減り、残ったのはシリコンバレーだけだといった。一方で中国は「唯一もっと革新できる国」という過分な点数を与えた。耳を疑った。評価者は2006年ノーベル経済学賞受賞者のエドマンド・フェルプス米国コロンビア大学教授だった。先月24日にボアオ・フォーラムが開かれた中国海南で会った老大家は中国の革新能力がカナダ・英国を上回り米国に続き2位にまで上がってきたといった。中国が米国を追い越すのかと尋ねたが「米国のやることにかかっている」という返事だった。
中国が本当に恐ろしいのは、革新を国家運営のシステムとして受け入れたという点だ。中国の両会(全人代)は国家の重大業務を討論し、法を作り、予算を決める最大の政治行事だ。