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「中国が世界の経済危機の震源になっている」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.29 13:14
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--中国経済は悲観的なのか。

「これは中国経済が停滞期に入り込んだのか、でなければ一時的な中進国のわなに陥ったのかを見回さなければならない。停滞期は抜け出しにくいが一時的な不振は改革を通じて乗り越えることができる。現在のところは停滞期に入ったわけではないようだ。中国経済にとって幸いなことは途方もない創業熱気でスマートカーや次世代ドローンなど新しい産業分野の成長動力が大きくなっているという点だ。次の10年、中国が苦痛をともなう自己整理期間を耐え抜けば、中国経済は再び追撃の時代へとリバウンドするだろう」

 
--世界の経済危機が全面的に拡大する傾向だ。中国経済が雷管の役割をする可能性があるとみるか。

「米国を除く先進国経済の停滞が長期化の兆しを見せている。中国やブラジル・南アフリカ・トルコなどの新興国の危機もまた超原油安の傾向が持続しながら長期化する展望だ。何よりも中国の総需要不足が世界経済にバタフライ効果を及ぼして拡散中だ。中国経済自体が危機管理に成功しても低成長の傾向は当分止まりにくいので世界経済は深刻な停滞を経験するだろう。中国経済が世界経済危機の震源地として位置を確立しているとみている」

--胡錦濤と温家宝が息を合わせた過去の政権では中国経済が好況を享受した。ところが現在それよりさらに強力なリーダーシップの習近平主席と李克強首相体制に入った後に中国経済が問題を見せている理由は何か。

「これは胡錦濤-温家宝がうまくやって習近平-李克強がうまくやれていないという問題ではない。現在の問題は、むしろ胡錦濤当時に改革を深刻化させず財政を過度に投じて不良の元肥を作ったところにある。2008年ニューヨーク発の金融危機の時に世界各国が金融を緩和して景気浮揚に出たがこれを一番熱心にしたのが中国だった。何と4兆人民元を緩和したではないか。ところがこのお金が農村住民の家電製品の購入時に補助金として使われたり、過去にダメだった事業などに使われたりした。特に重化学工業に対する過剰・重複投資が問題だった。その結果が過剰投資→供給過剰→価格暴落のブーメランに戻っている。この時に労働の限界生産性と資本の限界効率が急速に低くなって潜在成長力が弱まったが、これが問題の核心だ。景気循環サイクル上、良くない時もあるのに中国当局はこれを政治的に克服してみようとして現在手に負えず苦痛を味わっている。その後遺症の中に習近平政権や政治的・社会的問題などの複合要因として経済の内部関係の革新に本格的な刀を抜けずにいる」

--習近平-李克強体制が直面した難題は何か。

「3つだ。不動産バブルの掌握と、株式市場のバブル除去、そして過剰投資した重化学工業に対する構造調整だ。ここで最も大きな問題はその稼動率が50%にも至らない重化学分野の調整だ。容易ではないという。なぜか。3つの理由がある。最初は過剰・重複投資された分野を整理すれば失業者が大量に出てくる。雇用が不安になりながら中国社会が動揺する恐れもある。2つ目は重化学工業拠点の大部分が東北3省に位置しているが、これに対する構造調整がややもすると東北地域の住民の反感を買って地域問題に転移する恐れがあるためだ。3つ目は構造調整の初期段階には成長率が大幅に下がるという点だ」


「中国が世界の経済危機の震源になっている」(3)

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