【時視各角】韓国の輸出不振、そうなると思っていた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.17 09:47
5月の輸出増加率マイナス10.9%。すべての社会的イシューをかっさらった中東呼吸器症候群(MERS)さえなかったなら、いまごろは 「韓国輸出の墜落」に対する議論が旺盛だっただろう。輸出がマイナス成長を繰り返し、ついに金融危機以降初めて2桁の急減となったためだ。
ところがこれに対する業界と専門家の反応は「そうなると思っていた」というものだ。経済研究所の分析資料も「短期的要因というよりは構造的問題」と指摘する。「輸出回復は厳しい」という話だ。「10年前からこうなるとわかっていませんでしたか。備えができていなかったのでしょう」。ある貿易業界関係者の話だ。専門家も同様に嘆く。実は貿易業界取材記者だった私もわかっていた。