【中央時評】中国高度成長の華麗な祭りは終わった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.27 08:14
韓国は1960年代初め100ドルにも達していなかった1人あたりの国民所得が2014年には2万7000ドルに増えるなど急速に成長した。その期間、個人の実質生活レベルはほぼ20倍に高まった。
しかし経済発展は常に順調というわけではなかった。経済指標で見ると、3度の大きな危機を迎えた。第2次石油ショックで経済成長率が1980年にマイナス1.7%となり、消費者物価は30%近く上昇した。98年には通貨危機で経済の根幹が揺れる衝撃を経験し、成長率がマイナス5.5%に落ちた。2009年は世界金融危機のため成長率が0.7%だった。
大きな危機の主な要因は外部の衝撃だった。高い対外依存度のためだ。世界経済の沈滞、海外短期資本の急激な流出入、国際商品価格の急速な上昇は常に韓国経済の安定的成長を脅かす外部リスク要因だった。