20年間狭められなかった「200カイリ」…韓中最初のボタンかけられるか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.21 09:41
韓国と中国が22日にソウルで初めての海洋境界画定交渉を行う。韓中が西海(ソヘ、黄海)上の境界を画定する問題は両国が国連海洋法条約に加入した1996年以降20年間溝を狭められなかった懸案だ。2000年に妥結した韓中漁業協定の際に韓国側水域に置けなかった離於島(イオド)管轄権の問題も争点になる見通しだ。未完の交渉を決着させるため韓国からは趙兌烈(チョ・テヨル)外交部2次官、中国からは劉振民外務次官が首席代表として出席する。
両国の海洋境界画定が難しい理由は韓中間の海域の幅がとても狭いからだ。国連海洋法条約上、沿岸国は沿岸から最大200カイリ(約370キロメートル)まで排他的経済水域(EEZ)を設定できる。だが、韓中間の海域は最も狭いところで184カイリ(約340キロメートル)、最も広いところも400カイリ(約740キロメートル)に満たない。両国が設定できるEEZの相当部分が重なる状況だ。