「日韓関係は離婚できない夫婦のような特殊関係」福田元首相(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.08 10:09
◆「韓日間の協力のカギは、中国の台頭を警戒しながら受け入れところにある」
添谷芳秀慶応大教授=米中の間における韓国の立場について、韓国内の保守・進歩派をインタビューした結果、片方(中国)と対抗するためにもう一方(米国)と提携する選択をしないことが明らかになった。保守派は北朝鮮を警戒して中国を憂慮し、米国との協力を追求するが反中ではなかった。進歩派は北朝鮮に融和的で中国に対する警戒感は低く米国には批判的だった。全般的に韓国の中国観は台頭する中国を軸にしたアジアを「普通のアジア」とみている。同時に中華システムの再興は望んでおらず、中国との対抗戦略は取らない。その延長線上で韓国は、米中対立が表立たないようにする外交戦略を駆使している。多国間(安保)の枠組み構築や北東アジア平和協力構想、東アジア共同体などがそれだ。日本では反中発言や反中感情が蔓延しており、米国傾斜を見せている。韓日間の協力のカギは、中国の台頭を警戒しながら受け入れるところにある。