人民元下がっても…中国の輸出6.9%減
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.09 10:05
約8600万トン。今月6日現在の中国・上海などの港に積まれている鉄鉱石の在庫量だ。輸入はされたが製鉄所の溶鉱炉に行くことができなかった分量だ。韓国の年間輸入量より多い。昨年韓国は鉄鉱石7400万トンを買い入れた。理由は簡単だ。中国産鉄鋼材輸出が思わしくないためだ。中国海関総署(関税庁)は、「10月の鉄鋼材輸出は前月より20%近く減った」と8日に発表した。事情がこれほどになれば中国の製鉄所はひとつふたつと廃業しなくてはならない。
しかしトムソンロイターは「依然として国有製鉄所の溶鉱炉の火は消えずにいる」と伝えた。過剰生産の典型だ。重複投資の結果だ。世界の鉄鋼生産能力の半分が中国に集中している。ダンピング輸出がはびこるしかない状況だ。各国の報復関税は火を見るより明らかだ。ブルームバーグは「最近米国政府が中国産の一部鉄鋼材にアンチダンピング関税236%を課した」と伝えた。これは再び鉄鋼材輸出減少につながった。