国民年金の株式投資、今年もマイナス=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.30 16:22
国民年金の今年の国内株式投資収益率がマイナスとなった。これまで集中的に買っていた電子・自動車・造船・鉄鋼など大企業の株が不振を免れなかったからだ。
計500兆ウォン(約50兆円)を超える投資資産を効率的に配分できていないためでもある。特に市況に関係なく狭い国内株式市場に100兆ウォンを注ぎ込ませる投資配分規制が足かせになったという指摘だ。
投資銀行(IB)業界によると、国民年金が今年の株式投資収益率を今月初め基準で集計した結果、0.2%の損失を出したことが把握された。同じ期間、公務員年金、私学年金などはそれぞれ1%ほどの収益を出した。郵政事業本部は5%前後、行政共済会・韓国教職員共済会なども1-3%台の収益率だ。評価時点の9月1日のKOSPI(韓国総合株価指数)は1914.53と、昨年末(1915.59)と似た水準だった。他の年金基金が市場平均を上回る善戦を続ける間、国民年金だけがマイナスとなったのだ。国民年金は昨年も-5.5%の低調な収益率だった。