本音が出た中国経済の解決法(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.19 10:26
中国の元安傾向がひとまず落ち着いた。18日人民銀行(PBOC)は1ドル=6.3966元を基準為替レートとして提示した。この日の人民元の市場価格は6.4元ラインを中心に上下した。人民元の市場為替レートと基準為替レートの差がほとんどなかった。人民銀行の周小川総裁が話した「異常な乖離(かいり)」は解消された。今月10日まで人民元の市場価格が基準価格(為替レート)よりもしばらく下回っていた。たった1日で解消されたわけではない。すでに4日目だ。中国の中央銀行である人民銀行が基準為替レートの計算法を変えながら前面に出した目的は、ひとまず達成された。これに先立ち人民銀行は「人民元が実物経済をまともに反映できなかった」として「市場が人民元の価値を決めるように基準為替レート計算法を変える」と明らかにした。
人民銀行は先週末の15日以降、3日(取引日基準)連続でドルに対する基準為替レートを低くして告示した。人民元を3日連続で切上げさせたことになる。「中国が『汚い手(dirty hands)』で人民元を意図的に下げる」という市場の通念からは外れた動きだ。