円安持続と中国の低成長…韓国の下半期輸出にも暗雲(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.06 09:07
下半期の輸出も暗いという見通しが相次いでいる。輸出企業は上半期に日本の円安への懸念が大きかった。金融危機直後の2009年10月以降初めて輸出が5カ月連続で減少したほどだ。円安の勢いが弱まらない中で下半期には韓国の最大貿易相手国である中国まで輸出規模が減ると懸念される。
全国経済人連合会が5日、韓国大手企業の海外法人長382人を対象に「2015年下半期企業景気見通し指数(BSI)」を調査した結果、中国のBSIは78.6にとどまった。BSIは100を超えると景気を楽観的に見る企業が多いことを意味し、100未満ならその反対を意味する。同じ中華圏である台湾(63.6)、香港(83.3)も100を超えられなかった。
これに対し大規模な金融緩和で円安効果を享受する日本(150)と最近失業率をはじめとする実体経済指標が好調な米国(127.3)の海外法人長が見る現地景気見通しは楽観的だった。先進7カ国(G7)に属するドイツ(113.3)もギリシャ危機と関係なくBSIが100を超えた。