韓国型THAAD「天弓」 年末に実戦配備
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.31 08:42
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国内技術で開発された地対空誘導ミサイル「天弓」の本格量産を控え、防衛事業庁が最近、試験射撃を実施した。「天弓」は垂直に発射された後、ミサイルに装着された火薬が爆発して方向を修正する。天弓の発射過程を見せるため数枚の写真を重ねた。(写真=防衛事業庁)
国内の技術で開発された中距離地対空誘導ミサイル「天弓」が年末に実戦配備される。「新宮」「天馬」など射程距離10キロ以内の短距離誘導ミサイルはすでに国内技術で開発が完了し、実戦に配備されたが、中距離誘導ミサイルの実戦配備は「天弓」が初めてだ。
防衛事業庁の関係者は30日、「最近、忠清南道泰安(テアン)半島付近の国防科学研究所(ADD)安興試験場で天弓の品質認証射撃を2回実施した」とし「天弓がすべて目標物を命中させ、試験発射に成功したことで、大量生産に入り、軍に納品することにした」と述べた。この関係者は「天弓は現在、武器市場で最も優秀な性能を保有する国産武器と評価されている」と述べた。
実際、天弓は2012年に政府研究開発最優秀成果に選ばれた。ADDの主導で2001年に開発に着手した天弓は、11年目の2011年に開発を完了した。開発費だけで8000億ウォン(約850億円)を超え、1発あたりの価格も15億ウォン台。空軍はその間、短距離防空用誘導ミサイルの開発には成功したが、中距離防空は1960年代に米国が開発したホーク(HAWK)に頼ってきた。