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【中央時評】ウイルスとの戦争で追いやられる人間社会=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.14 10:48
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それでも病原菌がただあきらめるわけではない。抗体が混乱するよう抗原を変化させたり新種へと進化を繰り返したりして人体免疫性を無力化させる。インフルエンザの変異が激しい。この頃は香港インフルエンザが出回っている。史上最悪のスペインインフルエンザは1918年から5億人感染で5000万人の犠牲者を出した。14世紀中盤、黒死病(ペスト)は欧州の3000万人を犠牲にした。ところでこの2つの事件は数年間、冷害など異常気象を体験したという共通点がある。

病原菌は人類の農耕生活・都市化・交易などを通して伝播手段を拡張させた。この頃は1年で30億人を乗せる飛行機によって急速に広まる。西ナイルウイルスは99年国際便で米国に入って2800人の感染に1100人の死亡者を出した。新型肺炎(SARS CoV)は2002年中国で37兆ウォンの被害を与えた。2009年新型インフルエンザ(H1N1)は米国で流行して1カ月で34カ国に広がったし、数十万人の感染で3万人が死亡した。エボラは2014年に猛威を振るい西アフリカ地域で1万人の死亡と300億ドルの被害を出した。今年、韓国に流入した新種感染病は152件、昨年対比36%増加だ。

 
21世紀のグローバル化・都市化・高齢化・気候変化はウイルスにとってはチャンスであり、人間にとっては危機だ。米国の疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)は気候変化関連の保健プロジェクトを施行している。新種の健康脅威に対する予防と適応など対応システムの構築が目標だ。

すでに保健分野は国防・エネルギー・食糧に加えグローバル安保レベルに浮上した。ウイルスとの戦争で人間社会が追いやられているためだ。韓国が体験したMERS事態は、従来のシステムが保健安保(Health Security)次元の先制的対応に力不足であることを示した。疾病管理本部の予防機能の強化が急務だ。事が起これば、あたふたと対症的な対応ではなくリスク管理レベルの研究と政策を強化して人的・物的資源の統合的活用体系を構築しなければならない。保健安保に万全を期して信頼を得る時にこそ国民が安心して社会が安定するのではないのか。

金明子(キム・ミョンジャ)元環境部長官・グリーンコリア21フォーラム理事長


【中央時評】ウイルスとの戦争で追いやられる人間社会=韓国(1)

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