ギリシャ余震、サムスン電子不振…韓国株価が連日下落
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.08 07:49
7日のKOSPI(韓国総合株価指数)は前日比0.66%安の2040.29で取引を終えた。前日2.24%値下がりしたKOSDAQ(韓国の新興企業向け株式市場)はこの日も2.97%下落し、729.64となった。サムスン電子が引き金を引いた。サムスン電子がこの日発表した今年4-6月期の暫定実績は営業利益が6兆9000億ウォン(約7600億円)と、市場の予想値(7兆1749億ウォン)を下回った。ギリシャ国民投票の結果の余震が続いている状況で、4-6月期の企業実績の悪化に対する懸念がさらに増した。韓国投資証券のキム・デジュン研究員は「国内市場は海外に比べ、ギリシャ余波による下落幅が大きかった」とし「ギリシャ悪材料に中国を含むグローバル景気不振、ウォン高、MERSなどによる企業実績不振の懸念が深まったため」と述べた。サムスン証券のユ・スンミン研究員も「サムスン電子は前日の急落から反騰したが、サムスン電子さえも市場の予想値を下回る実績なら、他の企業はどれほど良くないだろうかという懸念が反映され、市場は大きく下落した」と説明した。
業種別には化粧品・製薬の下落が目立った。KOSPI皇帝株と呼ばれるアモーレパシフィックは10.07%下落し、38万4000ウォンで取引を終えた。アモーレパシフィック優先株、アモーレG、アモーレG優先株も15-19%落ちた。韓美薬品・一洋薬品など製薬株は10-26%下落した。教保証券のキム・ヒョジン研究員は「化粧品・製薬業種はその間、実績より構造的な成長性のため期待株価が大きく上がり、高く評価されているという見方があった」とし「4-6月期の実績に対する懸念が強まると、これら業種が最も大きな打撃を受けた」と述べた。