中国で相次ぐ訴訟に苦しむ韓国化粧品企業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.01 16:34
Kビューティー(化粧品韓流)ブームを起こして中国に進出した韓国化粧品企業が、現地流通業者の相次ぐ訴訟で苦戦している。当初に計画した中国営業網拡大どころか、契約事項違反などを理由で数十億-数百億ウォン台の損害賠償請求にあう事例が増えている。
金融監督院電子公示と化粧品業界によると、中国企業は昨年10月、中低価格化粧品ブランド「トニーモリー」を相手取り、大韓商事仲裁院に198億ウォン(約22億円)相当の損害賠償請求訴訟を起こした。訴訟規模はトニーモリーの昨年の営業利益149億ウォンを上回る。中国企業側は「中国全域で3年間、トニーモリー製品の販売を引き受ける総販(総販売代理店)契約を2013年4月に結んだが、トニーモリー側が1年で一方的に契約を破棄した」と主張している。